下北沢について考える時

僕が下北沢のことを考える時、そこにフルタ丸のことも含んでいる。
ただただ下北沢のことだけを独立させて考えることは、もはや難しい。そこにいる僕ら、そっち側からの光を当てながら考えてしまうようになった。もうクセかもしれない。
日本にある全ての劇団の中で、フルタ丸が一番下北沢を愛していると思う。自信がある。数ある老舗劇団とかよりも、僕らだ。
長年、この街にお世話になっている身として、創作や演じることで何か還元できないかと思っている。
やはり、僕は創作で返したい。
自分たちにしかできないことで何かをなんとかできれば一番良い。
カレーフェスのお話をもらった時も、フルタ丸で「カレーを食べながら観る演劇」をやれば、カレーフェス自体も盛り上げられるんじゃないか。
そう思った。
あの試みは成功した。
今日、ある人と下北でランチを食いながら、その人の口から出た言葉があった。
まだ未来の話で、妄想段階に過ぎないということだが、妄想は始めた時点で実現に向かい始めるので僕はもう完全にやる気だ。やる気になってしまった。
下北沢とフルタ丸の共演は、まだまだ続く。