押し寄せる前に

夜、劇団会議。
メンバーと鍋をつつきながら、今後の打ち合わせ。
3月、4月と色々なことが押し寄せてくる前に、濃い話し合いができた。
恒例の鍋も今シーズン最後になっただろう。
キムチ系の鍋なら「赤から」の鍋はテッパンだ。
ここにキムチを入れてグツグツ煮ると非常に美味い。
鍋の話はさておき。
劇団について考える時、劇団をどうしたいのか、その果てにどうなりたいのか。そういう未来を想像することを、ここ数年、少しサボっていた。
いや、常に考えてはいたんだけど、ある所で止めていて、その先を考えないでいた。
この「止め」の原因を自分なりには分かっていて、自戒した。
もっと欲動に支配されたい。
自分達に期待していたい。
会議中に降り出した雨は、帰るころには止んでいた。
残った鍋を丼に移し替えて、冷蔵庫に入れる。
僕の明日の昼ごはんになる。