どう考えても楽し過ぎる

去年の暮れ、同郷の友人であるミュージシャンの横田くんと飲んでいて、「どうして毎日のように路上ライブをやるのか…」という話題になった時、「それ、色んな人に聞かれるんだけど、(やる理由は)どう考えても楽し過ぎるんだよね」という言葉が返って来た。
なんかしっくり来た。
確かに、理由を色んな角度から上げ始めたら、それなりにあるのかもしれない。けど「どう考えても、楽し過ぎるんだよね」とバシっと言った彼の明快さに、僕はガツンと来て、言葉が出なかった。


あの言葉を思い出した一日だった。


「虎の館」の初日。
朝、小屋入りから、セッティングして、ゲネプロやって、2ステージを終えた。
あっという間の一日が終わってしまった。
役者の二人も、スタッフも、なんとか走り切った。
お疲れ様でした。
来て下さった皆様、ありがとうございました。
14年くらいやっているのに、演劇が楽し過ぎるという感覚に襲われた。
飽きない遊園地に迷い込んでしまった。
あれは、僕にとってそんな町です。


今日と明日はこんな格好で町をうろついている。
ちびっこに大人気だ。


虎の館、明日まで。
スパークする。