ぼーくらのまちにー

陽が沈んだ夕方、岐阜の実家に到着。
夏以来の帰省だ。
そういえば、ここ数年、僕は故郷の夏と冬の顔しか知らずに生きている。
帰って来ることがない春と秋の風景を忘れつつある。
母親から縁戚関係の訃報を聞く。
リビングに仕事の作業スペースを確保しながら、食卓で実家のメシを食う。
エビフライと湯豆腐。
ゆったりとテレビを見る。
持って来たランブルローラーで腰や首をもみほぐす。

暖炉。
燃え盛る炎の色合いに癒される。
風邪薬を飲む。
眠くなる。