シンバルは鳴った

事務所での執筆を中断して、
娘のクリスマス会に向かった。
保育園でのクリスマス会には、毎年できる限り参加している。
と言っても1時間くらいで終わるイベントなので気が楽だ。
園児たちが「歌」と「楽隊」をやる。
歌はクリスマスソングを中心とした合唱であり、
楽隊はクリスマスソングを楽隊形式で演奏する。
できなかったことができるようになる。
ゼロが1になる。
その瞬間を見に行くようなものだ。
娘はシンバルだった。
これまでの娘の歴史を知るに、、
失敗の可能性が大いにあり、勝手にハラハラしていた。
ステージ中央に立ち、演奏が始まる。
のっけから堂々とバッシャーンと鳴らしていた。
タイミングは合っていた。
演奏が終わるまでタイミングは合い続けた。
あっけなく杞憂に終わった。
負けてられないという結論。