稽古初日を祝う夜
いつもの稽古場で、『僕は父のプロポーズの言葉を知らない』の稽古が始まった。
作品の説明をして、
ホワイトボードに舞台セットの想定を語り、
持っていくべき方向性を示す。
稽古初日は、いつもと同じようでいて、
いつもとは少し違うような気がした。
作品のために見ておくべき課題映画を決めたりしたのも初めてだ。
今までにない形でスタートを切ったような気がする。
今回は、メンバー6人だけでやることを最大限に活かす作り方を目論んでいる。
たのしい。たのしいぞ。
俺は台本を書く。少しずつ書くのだ。
稽古期間が2か月半もある。ちょっと異常だ。
だから、台本を仕上げる時期も見計らっている。
今回は早過ぎてもダメだ。
少しづつじわじわと確実に前へ進む、そんなイメージで書きたい。
そんなこと一つ取ってみても、作り方としてフルタ丸の新しい形を模索しているとも言える。
モノは言いようか。
でも、これだけは言わせてください。
フルタ丸に期待してくれい。