前原という男

前原駿哉と会ったのは、フルタ丸が初めて行った出演者オーディションだった。
20歳の彼が受けに来た。
印象は
「あ、馬鹿が来た」
だ。
もちろん、褒め言葉です。
話を聞けば、さらに遡ること2年前、新宿公演として上演した『ひとりごとターミナル』を観劇していたらしかった。
結局、彼は第18回公演『オマエの時間くれよ』、第20回『匿名家族』の2つに出演してくれた。
そんな彼が大学を卒業したばかりの3月に結婚式を挙げた。
1人の青年の密度の濃い成長過程を一気に見せてもらったような気分だ。
披露宴パーティーでは、フルタ丸から清水(多少しゃしゃり出たり、目立とうとするところがあったが、間違いなく重役を果たした)と篠原(演劇でもないのに、パーティー終わってからダメ出しした)が司会として登場。
フルタは、余興の一つのラジオ番組のMCをやらせて頂いた。工藤君は…主に見ていた(『匿名家族』で前原君を前に歌った『家族になろうよ』を歌うべきだったなぁ)。


彼の人生の1ページに、フルタ丸が立ち会わせて頂いて感謝。
前原くん、おめでとうございました。