シンクロ喫茶店

下北沢にトロワシャンブルという喫茶店がある。


今週の月曜日だった。このお店で「わたし、演劇をやりたいんです!」と熱く語る中央大学の女子大生とお茶をした。フルタ丸に興味を持ちアクセスしてくれた子だった。彼女の抑えきれない情熱を聞きつつ「演劇っていうのはサ…」とか語っていた僕。話しながら二十歳の自分を思い出したりもして温かい気持ちになった。別れ際「大変だと思うけど、頑張ってね」と言って事務所へ戻った。思い返してみても、素直でとても良い子だった。頑張ってほしいと本当に思った。


そして、昨日だ。
数年前から、定期的に人生相談、演劇相談、劇団相談に乗って頂いている劇団MONOの土田さんとお茶をした。僕は女子大生が座っていた席に座っていた。そして、土田さんが僕の座っていた上座に。「ボク、○○でフルタ丸やりたいんです」と話を持ち掛けると、親身になって話を聞いて下さった。話は色んな方向に拡散し、気付けば先生と生徒のように土田さんから、色んなアドバイスを頂いた。僕の劇作の弱点とか、土田さんの手掛ける仕事の話とか、今の自分にとってどれもこれも本当にありがたかった。別れ際「またね、頑張ってね」と土田さんと別れて事務所に戻っていくボク。


月曜日と昨日、同じ道で事務所まで戻った。道すがら、不思議なシンクロに頬が緩んだ。月曜日の自分が少し恥ずかしくなった。
3人を繋いでくれたのは演劇でした。
土田さん、女子大生、ありがとうございました!