「ローマでアモーレ」

ウディ・アレンの新作映画『ローマでアモーレ』を映画館で見終えて、
あまりにも興奮して、渋谷の街を歩きながらずっとブツブツ独り言を言いながら、
それも沸点に達した所で、ウディ好きの友人にメールを打った。


なんてことを、わざわざこの日誌に書いていることにも
非常にしばらくぶりな感じがする。
近年、思い出せる所までさかのぼっても、
映画館で観た映画で、こんなにも笑った記憶がない。
僕がウディ・アレンのことを好きで好きでしょうがないことはさておき、
コメディとして大傑作。
ウディ・アレンの映画の中でも一番スキかもしれない。
笑わせる仕掛けの量、笑いの種類、それを演じる役者の技量、構成、画作り、
全てが寸分の狂いもなくハマっていた。


2012年の作品らしいので、
これを撮って出演もしているウディ・アレンは76歳だ。
なんてことだ。



最近、邪念というか、ずっとモヤモヤしてたが、それが晴れた。
いや、嘘だ。晴れてはいない。
けど、観ていた2時間だけはそれを忘れさせてくれた。
もうね、それに尽きる。そういうことなんだ。