凡人の秘策

稽古で疲れきった今日。
帰りの車。
カンパチを走りながらFMラジオ。
ヤクルトスワローズの宮本が、引退したサッカー選手・宮本(恒さま)と対談していた。
それをぼーっと聞いていたわけだが、
イイ事言ってたなー、ヤクルトの宮本。


自分みたいな凡人が
ダルビッシュのような一流と対戦する時に
どんな考え方をするかってことだ。


2ストライクまで追い込まれたら、次のボールに山を張る。
その山が来なければ(つまり、予想が外れれば)
打てなくてしょうがないと思えるかどうか。
宮本は振りもしないという。
予想が外れても、なんとかして打ちに行こうとはしない。
無理だった。負けたと、スッパリ諦める。
諦めきれるかどうか。


そこなんだろうなぁと思う。
それも才能。


一点突破。
そこに掛ける(掛けられるか)。
他は全部捨てる(捨てられるか)。
そこだけ、それだけ。
そこにボールが来た時、全力で振り切れるかどうか。


秘策はこれしかない。凡人である限り。