26日のこと

「12月26日」と名付けた公演が終わりました。

26日になった瞬間、僕は事務所にいて、打ち上げの2次会をやってました。
あっけなく0時になって僕の腕時計のアラームが鳴りました。


コンビニで売れ残っていたクリスマスケーキを皆で食って、
僕は電池が切れたかのように少しだけ寝落ちしました。
なんかもうダメでした。
電池が切れた。
そんな気がしました。
ずっと気を張っていたのが、プツンと切れました。


朝になるまで、どうでもいい話から生死にまつわる深い話をした。
良かったな。
こんなことを朝焼けを待ちながら語るなんて大学生の時以来かもしれない。
朝焼けが見える前に始発が動き出して、岐路に着いた。


今回の公演。
動員的には苦しみました。
でも、フルタ丸は、作品は、前に進んだと思った。
傷を負いながら、ボロボロになりながら、少し前に進めた。
意味がある傷だった。


あんなにシーン数の多い芝居は観たことがなかった。
1時間45分の芝居なのに36シーンも詰まっている。
映像並みに多すぎだと思っていたけど、それでも挑戦したかった。


やっぱり、変わり続けなければならないと思う。
一度完成した形を作品として追い求め始めたら、それは後退の始まりでしかない。


次は来年5月。
また、劇場で。