ジ・エンド

都内でも雪が降ったらしい。
知らなかったけど、それも十分納得の寒さが到来した。
事務所は室内でありながらも、脆弱な暖房器具しかなく、ひどく寒い。
フルタ丸準備の応酬、書き仕事の応酬。
全部が攻め込んで来ている。
合戦のごとく斬り付けられて、なんとか一命だけはとりとめている感じだ。
とにかく、なんとか毛布に包まりながらやっている。
師走ってこうゆうことだな。
ゆっくりしたいな、人並みにそんなことも思うが、ゆっくりしているのも退屈だったりする。
気分の調整がめんどくせぇのが人間である。


話は変わり、最近は毛皮のマリーズの曲ばかり聴いてしまう。
解散ライブの実感を、ようやく味わった。
実は僕はそこまで聴きこんでいたファンではなかった。
なんとなく好きだったレベルで、聴いてないアルバムとかたくさんある。
最後のアルバムも、未だ手つかずだったわけで、
そのアルバム最後の曲が「ジ・エンド」だった。
解散ライブの最後に歌うつもりで作ったような歌詞だった。
メロディも曲の構成もすごく良い。
これを用意するっていうのは、作家のような所業だなぁと思った。
この曲を知っていれば、解散ライブをもっと堪能できたはずか。
悔やんでもしょうがないが、悔やみきれない30歳の冬。


追いかけるように聴くしかない。