一人の監督がチームを去る時

日本シリーズ終わってしまった。


稽古が終わって家に帰り、遅い夕飯を食いながら、録画した日本シリーズを見る。
だから、僕の日本シリーズは世の中より5時間遅くプレイボールして5時間遅くゲームセットする。
昨日もそうだった。


中日が負けてソフトバンクの優勝で幕を閉じた。
落合が中日を去る。
一人の名将と言われる人間がチームを去る。


「人を遺してこそ1流」


これは、野村監督も言っていた金言だ。
ホントそうなんだよね。
落合は間違いなく人を、思想を、8年という月日を掛けて中日に遺した。
自分がそのチームを去る時、それは僕らで言えば死ぬ時かもしれない。
死んでも尚、遺されて生き続ける人や思想。
それを遺す尊さ。


さびしくなる。
落合の思慮深さが大好きだった。
そして、たまにハメを外したようなはしゃぎっぷりを見せるところも好きだった。
ダメだ。
綴れば綴るほど、なんか女の子への告白みたいになってしまう。
とにかくファンとしてとても幸せな8年間を過ごせた。
濃密な試合展開を心底楽しんだ。
それは間違いない。

ファンはみんなそう思ってるんじゃないかな。


落合監督、御苦労様でした。