夏は終わりに向かっている

暑いです、下北沢。

そして、その暑さに目がくらむほど『ゴールテープ』という作品が力強くなっていることに気付きました。

やはり、演劇は最後の最後は、お客さんと創るものなんです。

お客さんの反応があって、笑い声があって、ため息があって、

全てがパッケージングされて出来上がるのが演劇。

皆様のおかげで『ゴールテープ』は最終形態に向かっていると思います。

残す所の土曜日、日曜日あたりも良い塩梅になるはずだ。

僕は夏のロックフェスが好きで、あの盛り上がっている感じが悔しくて、羨ましくて

ミュージシャンにあこがれたりもしたけれど、夏の下北沢の劇場でフルタ丸をやっている。

2011年。30歳。

フルタ丸が創りだしたエネルギーに自信を持てるようになった。

そんなふうに思えたのは、ここ最近のことなんだ。

このエネルギーが誰かの何かに触れることを届くことを願っている。

夏は終わってしまうよ、さあ早く、夏が終わる前に。

劇場で。