沖縄料理屋で沖縄に行った気分

夜、じむと下北沢の沖縄料理屋でメシ食った。
「日曜日、こんなに混むことは稀だ」と店員のおっさんがつぶやくほど店内は繁盛していた。


男性2人が座る隣のテーブルで
アイドルや女優で誰が好きか、誰が良い女かっていう議論が勃発。


どうでもええわい!


と思ったが、俺もそんな話をしょっちゅうしているクチだった。
こんなふうに聞こえていたのか。
うざいわーオレ。



じむと飲むのはいつ以来だ。
ちょっとばかし記憶がない。
今後フルタ丸の公演に役者として出れないかもしれないという話を
事務所の近くでしたことあったな。
あの時だ。あれは、もうずいぶん前だった。


じむがやっている仕事の話とか、僕の話とか、色々話す内に
最終的には、今夜もフルタ丸の話をしていた。


じむが電卓をとり出し、妙なやる気を見せる。
僕も負けまいと色々考える。
2人で事務所に戻って、さらに話を続けた。


フルタ丸の過去を話すのではなくフルタ丸の未来を話す。
じむともそうゆう話ができるようになった。


昨日飲んだマンキチも、実はフルタ丸の旗揚げ公演に出ていた役者だった。


フルタ丸を始めてもう9年になるけど、
色んな人がフルタ丸にやってきた。
ひとっつの出会いも無駄な出会いはなかったと今でも思う。


形は変われど、そういった人たちとフルタ丸の話ができる幸せってのはある。
フルタ丸をやっていて良かった。
そして、僕もフルタ丸も前に進む。ひたすらに前に進む。