本気のつけ麺

下北沢にあるつけ麺屋「やすべぇ」。
チェーン展開しているお店だが、長年下北沢のやすべぇは不味かった。
不味いと思いながらも、やすべぇブランドに目がくらみたまーに食っていた。


今日の昼過ぎ、その「たまーに」が発動。


ふらっと行ってみると、つけ麺が半端なく美味しくなっていた。
材料は変わらない。


なのに、なぜ…。


答えは簡単であった。
店を仕切っている人が変わっていた。
前までは、麺をゆでながら忘年会の打ち合わせに花を咲かせているようなチャラチャラした2人とベトナム人だった。

今日行ったら、本社から送り込まれたノリの真剣な2人とベトナム人だった。


ベトナム人は完全にその真剣な2人にビビっており、前までは同様にチャラチャラしていたが、ビクビクしながら指示に従っていた。


麺は完全に一つ一つタイマーで時間を管理されて茹でられていた。
べっちょりせず、しこしこ。これが、実に美味しい麺だった。以前までの麺と別次元。


当然、つけダレにも気品があふれていた。
細く刻まれたネギにプロフェッショナルを感じて、流儀に抱きしめられた思いだった。


材料は何も変わっていない。
作る人間が変わっただけ。


それで、出来上がるつけ麺がこんなにも違う。
本気のつけ麺を食って気分が良くなった。



稽古場で背中を、みんなに踏んでもらった。
凝りをほぐしてもらいたいという魂胆だったが、稽古終盤に来て踏まれた所が妙に痛くなって集中できず。
これはマズイ。
でも、姿勢がよくなった気がする…。
背中が曲がっていた可能性がある。


とにかく安静にして早く寝た方がイイ気がする。