同じ重さの生き物

わが家の犬ことジョンと、生まれて3ヶ月になる娘の体重が、6.4kgでほぼ同じだ。
だから、両者をだっこする時の腕に掛る重みも同じ。
これって、とても貴重なことではないかと思ったので、こうして一筆ふでを取った次第だ。


当たり前だが娘はどんどん体重が増えていくが、ジョンは成犬だからもう変わらない。
一抹の寂しさがある。寂しさの理由は上手く説明できない。けど、何かが寂しくて悲しい。
ジョンにとっても娘にとっても、一生に一度の機会が訪れていることは確かなのだ。
残念ながら当人たちは、それに全然気づいておらず寝てばかりいる。
気付いたとしても、何もすることはないかもしれない。


でも、僕は犬にまたがり、そう「もののけ姫」のサンのようにまたがり、野山を駆け回りたい夢があった。今もある。
今なら娘はジョンにまたがってサンになれるかもしれないというのに残念だ。


稽古に集中する時期になってきた。
昼から夜までの1日稽古というやつだ。
いつも公演の度に経験しているコレが今日から始まった。
今日は稽古場で最終回を見終えたばかりの「ハケンの品格」が面白かったということを皆に話せて満足だった。