ギャンブルした
年に一度だけギャンブルをする。
そう、馬の祭典「有馬記念」。
これだけはなぜか毎年買うのが癖になっている。と言っても、まだ3年目だが。
場所は新宿のウインズ。
この人ごみ。
年の瀬を感じる場所だ。
主におっさん達でごった返すギュウギュウの場所で
マークシートに目当ての馬を記入する。
それが数千円と引き換えに馬券に変わる。
それを握りしめて、アルタ前のでっかい街頭テレビで馬の行く末を見届ける。
選んだ馬に勝ってほしいんだけど、もはや半分はどーでもいい。
ここでこうして画面を見上げて有馬記念を観ていることそのものが重要だったりする。
もうそこでイベントは完成されている。
だから、外れてもあんまり悔しくない。
という言い訳がないとやってられんぜ。
悔しいに決まっている。
外れたぜ。
馬の気持ちは分からない。
当たったらどうしようという妄想ばかりがむやみに膨らみ過ぎた反面、
全く当たらなかった後の、虚無感ったらないよ。
虚無。
うん、来年からは単勝だけ買うことに決めた。