過去信奉者

昼飯を下北沢の松屋で食べてたら、有線から矢井田瞳の『LOOK BACK AGAIN』が流れた。
この曲、好きだったな。たしかアルバム持ってたよな。今、どこにあるんだっけ。矢井田瞳、今、元気かな?
彼女が大学時代からギターを始めて、手から血が出るまで練習して、あそこまで駆け上がったっていう話をトップランナーで話してて、それを聞いた時はテンションが上がった。
大学2年生から演劇を完全にゼロから始めた自分には勇気が出る話だった。
そんなことを思ったり思わなかったりでビビン丼を口に運んだ。


僕はどっちかと言えば、過去を顧みるタイプの人間だ。
まさにLOOK BACK AGAIN!
これからの自分も気になるが、これまでの自分も同様に気にしている所がある。
モノを創る時、これまでの自分を何かしら顧みる所から始めないと何にも出来ない気もする。
僕の場合、前だけを見て出来たものはうすっぺらくなりがちだ。
生きてる限り、過去は今の自分をいつまでも追いかけてくる。
それから逃げてもいいと思うが、常に後ろを確認しながら逃げてもいいんじゃないかとも思う。
たまに追い付かれたりしてさ。で、また逃げてみたいな逃走劇。


昼過ぎに、太田出版さんへ行った。
クイックジャパン』という雑誌があるんですが、もうすぐ発売される号に少し文章を書く仕事をさせてもらった。
編集者さんのNさんとお会いして色々と話した。クイックジャパンが好きだということとかフルタ丸のこととか。
実は、偶然というか、大学時代の知人であったMさんが太田出版で働いていて、挨拶がてらに少し話せた。
大学時代に体育でゴルフが一緒だったSさんではなく、編集者としてのSさん。
学生生活を経て仕事先で違った関係性で再会するという不思議な感じ。
数年前、TBSラジオの仕事でこれまた大学時代の知人Sさんと会ったこともあった。
妙に嬉しいもんですな。
続けているとこうゆう良いことが起きる。