バイトの数だけ街はある

新宿西口のビックカメラに行きたくて、丸の内線で西新宿まで出た。
21時で閉まるというので、ダッシュで向かっていた。
その時アイランドタワーを通過。
1年前にバイトをしていたタワーの一階を抜けた。
僕の働いていたカフェはつぶれてしまっていて、そのテナントは空だった。真っ暗。
それ以外は何も変わらない風景。
向かいのキリンシティもバーガーキングも健在だった。
急いでいたのに、当時よく利用していたトイレに入ってみた。
変わらなかった。トイレが変わるわけないか。


僕はバイトの数だけ街があると思っている。
毎週数日間通うアルバイトというシステムは、その街に妙な親しみを持たせる。
その街ごとひっくるめて意味を持ってくる。
あの曲がり角には何があるとか、あの店にはどんな店員がいるとか。
そんな細かい所まで覚えてしまう。自然とね。


アイランドタワーのモニュメント「LOVE」も久しぶり。

昼間に正面から見るコレは嫌いだったが、夜に後方から見るのは好きだった。