フライドポテト

昨晩、無性にマクドナルドのフライドポテトが食べたくなった。
突然やってくる。
なんだろうあの衝動は。
もう思いついてしまったら我慢なんてできやしない。
でも寝た。


でも、ついさっき、とうとう我慢できずに近所のマックへ行きMサイズを買ってしまった。
家に帰るまでなんてもちろん待てないから、自転車に乗ったまま食い始める。
改めて思うのは「美味い」という揺るぎない事実。

そして「鮮度」という宿命。
家に帰って、冷蔵庫から牛乳を取り出した。
さーて、牛乳と一緒に食おうかなんて思い、ポテトを口に入れてみたら、すでに不味い。
「不味い」じゃない、「死んで」いた。


マックのフライドポテトが死に行くスピードは、刺身のそれよりも断然早いのではないか。
一瞬しか輝いてられない。
でもその一瞬は誰よりも輝いている。
僕はホントそう思っている。


刹那。


その言葉がこんなにも似合う食べ物を他に知らないや。
だから、カッコいいんだよ、マックのフライドポテトは。