電池パックの死闘

昼メシ休憩の途中に、ドコモショップで電池交換をしてもらうことにした。
先日、TBSラジオのプロデューサーの方に教えてもらい知ったのだが、どうやら一回までは無料で電池の交換をしてもらえるという。
このサービス、どうして早く知らなかったのだろう。
僕の携帯は3年ぐらい使っており、どれだけ電池を満タンに充電しようが15分間の通話でDEAD。


意気揚々とドコモショップへ行き、カウンターへ通された。
もう投げつけられるぐらいあっさりと新しい電池を手に入れることができると思っていた。
しかし、違った。
どうやら、僕の携帯はファミリー割引に入る流れの中で、契約者が親父になっていたのだ。
受付の姉さん曰く「親父の携帯電話に電話して、息子が電池パックの交換をしてもいいか?という確認を取らなければならない」らしいのだ。それが決まりだというが、僕はそんなバカバカしい旨を確認するという意味が分からず、「電話なんかしなくてもいいでしょ!絶対大丈夫ですよ!」と文句を言った。けど、相手は「決まりですから、決まりですから」の一転張りだ。腹が立ってしょうがない。

言われるままに、ショップの電話から、親父の携帯電話に電話をかけた。
しかし、親父は出ない。
「出ないっすわ。たぶん、仕事中だと思うんですが!!」
今度は、職場に電話することになった。
2回ぐらいのコールを経て、親父が出た。
「俺は、見知らぬ電話には出んぞ!」
と、さっきの電話の存在には気付いておきながらあえて出なかった親父のポリシーを俺に告げてきた。
そんな親父に、「電池パックの件で確認したいらしいから、携帯電話に出てくれ!」とだけ言って切った。
そして、改めてお姉さんが掛けた電話に出た親父。
親父の声は聞こえなかったが、お姉さんの対応を見ていて分かった。
親父は相当文句を言っている。
お姉さんは、僕に言った「決まりですから」を再び連発している。
推測するに、たぶん、僕と全く同じ文句を浴びせかけていた。
笑えた。
血は争えない。自分の言動は親父に似てきた。



そして、電池パックを変えた直後、フルタ丸に関することで一つ吉報が届いた。
来年、2010年の話だ。
これは嬉しかった。
がんばろうと思う。
カメのように時間が掛かっているが前に進む。
色んな人への感謝だけは忘れず前に進む。