美容院なんぼのもんじゃい

こんな僕であるが、美容院へ行く。
「生意気である」と言われることは百も承知だ。
高井戸にあった美容院の美容師(男)さんが、1年ほど前に浜田山に店をオープンした。
そして、僕は高井戸店ではなく浜田山店に通うようになった。
「何様のつもりだ」と言われることは千も承知だ。
美容師さんを追いかけて行ったわけだから。
「女優気取りのつもりか」と言われても返す言葉はない。
僕はあの美容師さんじゃないと何か心を開くことができない。
もともと美容院が苦手だ。
なので出来れば行きたくないのだが髪は伸びる。
伸びないのであれば、行かない。
そんな偏屈な僕の心を、あの美容師さんが射抜いた。
春ぐらいから伸ばしていた(伸びてしまっていた)無駄に長い髪を切った。
それまでの自分に決別だ(うそ)。

稽古場まではすぐ。
今日も稽古。
本番まであと10日を切った。
ぎょえーーーー。