おくむら

4年間、僕はずっと「狛江には定食なんて出す店はないんだよねぇ」と嘆いていたのだが、探してみると結構あった。そして、最近は、今まで行ったことのない店に入るのが楽しみでしょうがない。今日は「おくむら」というスナックのような居酒屋のような店に行った。

僕の家から、原付で3分ぐらいの所にある。

蚊取り線香の漂う店に入って行くと、客は僕しかいなかった。
そこは、50代のママさんが、一人で切り盛りをしている店だった。
話に聞けば、一ヶ月前から、ランチを始めたという。
お酒を作るよりも、本当は料理を出したいという思いがあったらしく、ランチメニューは母ちゃんが作るようながっつりとした美味しそうなメニューが並んでいた。僕は、出された麦茶を飲みながら、しょうが焼き定食ができるのを待った。
「ご飯はたくさん炊いてあるから、どんどん御代わりしてよ」とママさんは言いながら、料理を運んできた。
ママさんと色んなことを話しながら食う昼飯は楽しかった。最近、はっきりと分かったことがある。僕は50代の女性と話すのが好きなんだということだ。40代でも60代でも違う。50代の女性。人生を語ってくれるのを聞くのも楽しいが、僕も僕で自分の話がしたくなる。


それ以外は、一日中自宅にこもった。仕事をしたり、事務関係のことをやったりであっという間に夜だ。どうしてこんなにも早く陽が暮れていくのか。事務所に欲しいモノが、日々増えていく。今、欲しいのはホワイトボードとコルクボード。いいやつあるかなぁ。