ストリートファイターのようだ

家にこもって、『ガイライ魚』の台本を書く。
少し前に進んでは停滞。その繰り返し。考え込み、停滞する時間も長い時は長い。大学生の頃は、もっとスイスイと書いていた気がする。けど、そんなふうには書けなくなった。自分の中で、フルタ丸の作品を書くという意味が、そんな簡単なことじゃなくなった。もしくは、僕のスピードが落ちたのか。まあ、いずれにせよ、そんな台本も終盤まで来た。あと少し。



夜、夕飯を食いながら、オリンピックの柔道を見ていた。
男子60キロの準決勝だったかな。
ヨーロッパ人同士の対決だったと思うんだけど、金髪の頭に白いテーピングを巻いている選手が、格闘ゲームストリートファイターⅡ』に出てくる「リュウ」みたいだった。なんか、技もプロレスみたいに、関節技とか巴投げを連発。勝った瞬間には派手なガッツポーズまで決めた。
楽しそうだった。
あの選手は、あの後、優勝したんだろうか。
いいものを見た。