大切なものは少ない

引っ越しが終わって数日。家に帰るルートが微妙に変わったことで、駅から歩くとまだ慣れない。
部屋を占有していた数十個の段ボールも日ごとに減って来た。
思えば、この引っ越しで色んなものを捨てた。部屋に自作の家具が3つくらいあって、それも全部捨てた。自分で作ったものは愛着と捨ててたまるか的なプライドが邪魔して捨てられずにいたが、もう観念した。
そういったものを捨て始めてみると、本当に大切なものっていうのは少ない。あれを捨てたってことは、これもこれも捨てられる。捨てるハードルを下げた途端、どれもこれも本当は要らないものに見えてきた。事実、組み立ててないプラモデルの箱を6年ぐらい持ち続けている。いつか組み立てるだろう…と思っていたが、未だに組み立てていなかった。
部屋の一角をキープしている本も近々捨てようと思う。
すっからかんになった部屋で、机と椅子と棚しかない。