オマールの悲劇

結婚式で食べるパンはどうしてあんなにも美味しいんだろう。
ふだん、パンをほとんど食べない生活をしているのに、結婚式だけはブルドーザーのように食いまくってしまう。
おかわりコイコイになる。

進む進む、パンが進む。


劇団メンバー全員で結婚式に参加。
楽しいことが色々起きたけども、ハイライトは隣に座っていた真帆がオマールエビをナイフで切り損ねて、汁が俺の右半身にぶしゃーと飛んで大変なことになった瞬間。
記憶では、確か右手にナイフ、左手にフォークを持っていたはずが、この騒動に巻き込まれた直後、気づいたら両手にフォークを持っていた。

全然記憶がない。
俺は、一体いつナイフを手放して、フォークを握りしめたのか。


それはそうと、良い結婚式だった。
降りしきる雨さえも恵みの雨に感じた。
おめでとう!