ガソリンを注ぐ

4月の記憶がないのか、時間の進むスピードが速すぎるのか。
もうすぐ終わるらしいじゃないですか。
なんなんだ。。


確かに、最近はフルタ丸の台本のことばかり考えていた。
改訂する内に、結局、すべてを書き直したくなり、ある日、するっと解法が見えて、そこからは一気に固まり、書き終えた。
怒涛の一週間だった。
物語は、まるっと生まれ変わって誕生。
けど、作品の着想の時に、本当はこうしたかったというイメージが、この形だった。
書き終えたことが手に残る、妙な実感があった。
台本を脱稿した朝はだいたい晴れている。
事務所で迎える朝日。
これは僕だけの特権である。
松屋で朝ごはんを食おうかどうか、一応迷う。
今日はやめておいた。
買い置きしてあったフランスパンを焼き、バターとハムを載せて食った。
朝飯なんかどうでもいいな。
とにかく、稽古は毎日のように佳境を迎えまくる。いんや、まくらないかもしれない。
面白くなる。
思うだけなら誰にでもできるんで、実行したい。
これが終わったら、年内はフルタ丸をやらない。
自分を自分たらしめたい。
劇団にガソリンを注ぐ。
燃え盛っておくれ。