悪夢と台本

久しぶりにうなされる夢を見て、目が覚めた。
目が覚めたと思ったら、眠気に負けて再び入眠。
そして、そこには悪夢が待ち構えていた。その繰り返し。
どんな夢だったのかも思い出せないが、
とにかく悪夢であったことは確かだ。


少し前に、舞台初日にも関わらず台本が1行しか書けていない夢を見た。
出演者達も気になって
「フルタさん、大丈夫なんですかあ?」とか聞いてくる。
大丈夫なワケがない。
そんなの無理だ。
でも、夢なので、そのへんの現実感があいまい。
「大丈夫だよ」と僕も強がったりしていた。
すると、「そうっすよね!」とか言われて、
役者達はメシを食いに下北の街へ出かけて行った…。
なんだろう。夢の中の俺は激しくイライラしていた。
その時は夢から覚めて、今日がいつなのかを必死に思い出した。


大丈夫だ。
初日は、まだだいぶ先だ…。


ま、家と事務所の往復だ。
やはり台本を書いている。
まだまだ書いている。
6日の顔合わせにむけて。
すんなり行ったり、悩みながら。
悩んだフリをしたりしながら。