うつくしい革命

劇団フルタ丸10周年記念公演『うつくしい革命』が終わりました。
打ち上げを終えてからやってきた事務所で書いてます。


すっかり、もう朝だ。
体が汗臭いよ。
事務所の荷物を整理しながら、現実に少しずつ戻ってます。


打ち上げでサプライズがあった。
僕に内緒で用意されたケーキ。
それは10周年を祝うケーキでした。
ローソクの火を吹き消したあと、
旗揚げメンバー「竹原じむ」からのメッセージを影山くんが代読した。


嬉しかったなぁ。
そう、さらりと書くけど、相当嬉しかったよ。


この作品で描こうと思ったのは劇団でした。
もっと言ってしまえばフルタ丸でした。
さらに言えば、辞めて行ったメンバーたちでした。
十三人の登場人物には、メンバーだった人の名前から一文字ずつもらいました。


今日のフルタ丸があるのは過去があったからで、
客席に6人のお客さんしかいなかったあの日があったからで、
クソみたいなプライドを持って怒鳴りあった日があったからで、
上手くいかなくて気が狂いそうな日があったからで、
あいつが辞めて、あいつも辞めて、どうなるんだろうって思った日があったからで、
全部が「今日」という日に合わせてひっくり返った。
全部に感謝できる。今なら感謝できるわ。僕はそれを表す言葉を知っている。革命。


千秋楽で頂いた、フルタ丸初のダブルコール。
満員の客席から頂いた手拍子の大拍手とスポットライト。
目の奥に焼き付いてます。
思い出してはゾクっとする。


1000人を超えるご来場下さった多くの皆様、本当にありがとうございました。
そして、劇団メンバー、客演さん、スタッフの皆さん、元メンバー、死ぬほどありがとう。