夜の迷子

ようやくプロデュース公演の台本を最後まで書いた。
まだ完成には遠いけど、とにかく最後までいった。
ここから調整と直しをする。


フルタ丸次回公演『火事と火曜日』のことも考える。
関連する本を読んだりDVDを見たりもするけど、結局は気休めにしかならない。
そこに「答え」はない。分かってはいるけど、読んだり見たりする。グズグズしたいのか。


夜はコント稽古。
自分の演技に集中できる余裕が出てきた。明後日までに間に合わせたい。
今夜は、早めに稽古を終え、早めに帰宅することにした。
しかし、僕は初めて自転車で浜田山の稽古場に行ってしまった。
なので、もちろん、自転車で帰らなければならなかった。
途中、学生時代に慣れ親しんだ八幡山を通過。

当時、日々利用していたファミリーマート
無駄に立ち入った。
すると、色んな思い出が洪水のように溢れ出てくる。
コンビニは確かにチェーン店だけれど、内装なんかどれも似ているけれど、2つとして同じお店はない。
住んでいた街にあるその街のコンビニ。それは一つだけ。
そして、そんな慣れ親しんだコンビニに、だいたい想い出はくっ付いている。


僕が迷子になったのは、この後のことだった。
自宅に向かう道で迷子になった。
途中、呼び止められた警官とカーチェイスならぬバイスクルチェイスになり、結果、ケンカに発展した。
今思えば、無駄なケンカだった。


とにかく疲れた。