メリー大掃除クリスマス

原稿の仕事がひと段落した後、家の大掃除。


思い出してみるに、一人暮らしの時もだいたいクリスマスイブに大掃除をしていた。
なんで掃除をしたくなるのか分からないけど。
よくラジオを聴きながら、掃除をしていたことを思い出す。
で、何かしらのクリスマスソングが流れてくると「…クリスマスなのに、どうして僕は掃除なんかしてるんだろう」と一人勝手に悲しみに暮れるというのが常套手段だった。
いかに悲しみに暮れられるか、いかに山下達郎の歌に自分を重ね合わせられるか。
そこが重要であった。
むなしくなればなるほどいいわけで、一人なのに大きなケーキを買ったり、そこまで好きではないのに絶対に無理だと思われる女性に突然メールで告白をして断られたり、半ば確信的に自分を追い込んでいた。
僕は、いったい何と闘っていたのか。よくわからない。


とにかくクリスマスイブは大掃除をしていた。
そして、今日も大掃除だった。
掃除って大々的に行うと気持ちがいい。
運動みたいなところがある。
もしかしたら、そこが醍醐味だったのかもしれない。
僕は悲しみに暮れるつもりで大掃除をしていたと思い込んでいるが、実は違ったのかもしれない。



今日、ジョンにあげたクリスマスプレゼント。

イチゴミルク味の犬用キャンディ。
あげると、クチャクチャと嬉しそうに食っていた。