立川裁判所からの手紙

今日は稽古はナシ。
芝居が始まる週の月曜日は、いつも休みにしている。
今回も例外でなく休みだ。
まぁ、やることはたくさんあるので、ただ稽古がないというだけだが。


朝、馬事公苑前のスターバックスに入った。
前から一度入りたかった。

全面ガラス張りの窓からは馬事公苑が見える。

スターバックスの奥にはTSUTAYAが併設されていて、そこの本屋でウディ・アレンの新刊小説を買った。

ウキウキして窓際の席に座ったが、やることがあるので、もちろん読めない。
まぁ、ウキウキできただけ良かった。


そこで、僕はカバンから、立川裁判所からの手紙を取り出した。


以前、この日記にも書いたが、とある事件で、僕は立川裁判所に異議申し立てをしていた。
そのお返事が来たのだ。


同封されていた数枚の手紙に目を通す。

「決定」

どうやら僕の異議申立は、何の効力にもならず「決定」という前向きな2文字がそこに書かれていた。
無論、「決定」とは、立川裁判所が正式に過料の判決を僕に下したというわけだ。
書面を読んでいると、いかに僕の異議申立書が陳腐なものであったのかというお叱り。
ごもっともだった。
その点には反論の余地がない。
さらに書面をめくる。
すると、こんな書類が出てきた。


「抗告状」

なんだこれは…。
読んでみると、それでも納得が行かない場合は、まだ抗うチャンスをあげますという書面だった。


えっ・・・。
まだ抗えんのか・・・。


抗えるという事実にひどく萎えた。


抗告状をポケットにしまい、『ガイライ魚』の台本を取り出した。

スタバの窓には、雪の結晶の飾付けが。

もうそんな季節。


あと3日後には、ガイライ魚だ。
http://furutamaru.com/gairai/index.html